震災の影響により、昨年は中止を余儀なくされた劇工房橋の会の公演が、2年越しとなった中、昨日から生涯学習センターふれあいホールでスタートしました。
中日となった本日、夜の部を観劇に伺いました。
本来であれば、昨年公演予定の演目で、稽古が始まっていた矢先の震災。以降稽古場も使用できない状況が続
き、改めて仕切り直しの出発となった中、出演できなくなってしまった役者さんが出るなど役替えを試みながらの今年の公演。
一昨年まで、自分も共に稽古し、舞台にたった一人として、2年越しとなった公演に寄せる思いもひとしおでありました。
第15回目を迎える今回の公演は、戦後の混乱期に、2,000人もの孤児の命
を救い育んだエリザベス・サンダーホームの物語。
物質的な充足よりも心のある幸せ…。自我を押し通すのではなく、他者を思いやる心を持つことの大切さなど、演劇を通じて、生きるとは何かを考えさせられる公演でありました。
明日午後1時からが最終公演となります。
今日も300名収容の会場は、ほぼ満席状態でありましたが、当日券も用意されていますので、是非ご覧になってみてください。
そして、脚色・演出・主演まで演じる、橋の会代表の木村夫伎子さんのバイタリティあるパワーや、常陸太田の誇る市民劇団の魅力を感じてみてください。