今日の24:00をもって、高速道路休日上限1,000円が終了し、新たに明日(6月20日)0:00から、東日本大震災による被災者を対象に、東北地方や茨城の一部の高速道路の無料化が開始されます。
最終日となった今日は、各地で駆け込み観光客で賑わいをみせていたようですが、一方、被災地となっている本市(常陸太田市)では、この土・日曜日も被災証明発行のために、市役所庁舎に窓口を開設。多くの市民が申請に駆けつけていました。
二転三転する高速道路無料化政策には、NEXCO東日本はじめ、対象となる各地方自治体でも、その対応に追われているのが現状であり、被災証明書の不統一化やETCを促進していたにも関わらず、今回の無料化にあたっては、料金所で係員に証明書と免許証などを提示しなくてはならないため、IC出口付近で渋滞が発生する可能性も予測されるなど、課題も多く感じられます。
私個人的には、高速道路は、時間をお金で買っているという観点と、全国津々浦々まで高速道路が網羅されていない中、恩恵を受ける国民に格差が生じることなどの事由から、受益者負担にすべきと考えています。もし、経済効果を求めるのであれば、無料ではなく、距離に関わらず一律料金性などを推進すべきであるとも感じています。
いずれにしても、復旧復興に全力を傾けている被災自治体の現状を勘案し、各種事務手続きを地方に丸投げせず、国のしっかりとしたサポート態勢を期待するところであります。