常陸太田市議会として、東海第二発電所及び茨城県原子力オフサイトセンターの視察に伺いました。
東海第二発電所では、まず、市議会を代表して議長より、原子力施設の安全対策向上への要望書を提出し、今回の東日本大震災で、実際に津波などの被害を受けた現場を視察しながら、今後の安全対策への取り組みについて、説明を受けました。
現在、防護壁の強化をはじめ、冷却水の確保及び緊急発電装置の常設など、災害に対応出来得る態勢強化を図っているということでありました。
茨城原子力オフサイトセンターでは、災害発生時に国の行政機関、地方自治体などの関係機関及び専門家など関係者が一同に会して、情報共有や指揮の調整を図る拠点としての、役割・機能を備えた施設を見学してきま
ただ、この施設はこれまでのEPZ(原発から10㎞)圏外に建設されているものの、今回の福島第一原発事故による、強制退避命令が20㎞圏内との現況の下、今後立地を含め多くの課題があるという状況でありました。
いずれにしても、常陸太田市は東海第二発電所から、5~45㎞に位置しているため、いざという時に備え万全なる安全体制を心がげていただきたいと感じた次第です。