世界的に知られる梱包芸術家クリストさんが、日米を舞台に黄色と青色の巨大な傘(高さ6m・直径8.69m)、合計3,100本を同時に一気に開くといった、「アンブレラ・プロジェクト」実施から20年の歳月を経た今、「思い出の青い傘-クリスト・アンブレラ回顧展」が、日本の会場となった常陸太田市で今月27日まで開催されています。
回顧展の会場となっている郷土資料館(梅津会館)には、日本の傘に使用した青色の布の展示をはじめ、記録写真や市民が持ち寄った思い出の品々が多数展示されています。
当時(1991年10月)、自分もボランティアスタッフの一人として、常陸太田市から旧里美村までの里川沿い約19㎞を舞台に1,340本の巨大傘(青色)を並べる作業に携わり、カリフォル
ニアで1,760本の傘(黄色)が同様に設置された壮大な試みに、その会期中、全国各地から多くの方が来街された記憶が甦ってきました。
展示会場には、他にもクリスト氏のサイン入り公式パンフレットや、ボランティアスタッフに配られたシャツやヘルメットなどが多数展示されていますので、是非この機会に、ご覧いただければと思います。