今年も残すところ1ヶ月余となり、本格的な寒さのシーズンを迎えます。
そんな中、鯨ヶ丘ふれあい広場では、恒例の『鳥追い小屋』づくりが行われ、1月下旬までの設置期間中は、誰でも自由にご覧いただけるようになっています。
萱や藁でつくられた「鳥越え小屋」は、元々地域に伝わる小正月(1月14日)の行事で、昔は小屋の中にいろりをつ
くって、持ち寄った餅やベッタラコンニャク(田楽)などを焼いて食べたりしながら一夜を明かし、翌朝小屋に火をつけ、正月のしめ飾りなどを一緒に燃やして、無病息災を祈ったというものです。
近年、市内数ヶ所の集落でこの行事を復活、伝承させようと、餅つきやマユダマ(繭玉)づくりを行ったり、正月の飾り物と一緒に小屋に火をつけ、五穀豊穣、田の虫駆除、無病息災を祈願するなどしています。
鯨ヶ丘ふれあい広場では、街中ということで火をつけるまでは行えませんが、実際の「鳥追い小屋」を体験することが出来ますので、是非、間近でご覧になってみてください。