2日目は宮城県へと向かい、津波の爪痕をメンバーは勿論、参加した子供たちにもその現実を生の目に焼き付けてもらおうと、石巻市・東松島市の沿岸地域を視察しました。
二階部分は原形を残しているものの、一階部分は破壊されている建物があちこちに残っており、石巻港付近には、膨大な瓦礫の山があるなど、その被害の大きさには言葉を失いました。
自分は震災一ヶ月後の昨年4月に、岩手県の陸前高田市と大槌町を訪問していますが、あれから8ヶ月以上も経過しているにもかかわらず、未だになかなか進まない、復旧作業や瓦礫処理には、国の判断や対応の遅さを感じざるにはいられませんでした。
そんな中、昼に訪れた松島市の、さかな市場をはじめ松島湾付近では、多くの観光客で賑わいを見せ、復興の兆
しが感じられるなど、明るい現況も垣間見ることができ、大変嬉しく思いました。
また、津波で全ての商品を流されてしまったという、お土産店の方の前向きさには勇気を与えてもらった気がします。
今回の2日間の旅を終え、以前に宮城県村井知事が被災地復興支援のためには、現地を訪れ消費をしてもらえることが、最大の支援につながると言っていたことが、理解できたように感じます。
宮城県や福島県同様に、我が茨城県もいろんな意味での風評被害を受けている自治体であります。
自分たちも、これまでと同じように、この地で生活し、この地で収穫された米や野菜を普通に消費しています。
是非、茨城産の生産物も敬遠せずに購入いただくと共に、茨城県そして常陸太田市に観光に訪れていただけることを切に願っています。