活動報告

鯨ヶ丘倶楽部活動再開!

震災以来、活動を休止していた鯨ヶ丘倶楽部も、いよいよ再開。

久しぶりにメンバーが集い、倶楽部施設の片付けや修繕、今後の復興イベント(端午の節句)の、打合せを行いました。

職業こそ様々なメンバーが、4年前から鯨ヶ丘地区(地元商店街)の活性化の応援団として、仕事を終えた夜、日曜日以外のほぼ連日集まり、活動資金捻出の為の各種作業やイベント企画等、いろんなアイデアを出し合いながら楽しく活動を続けてきています。

このような市民活動こそが、今の自分の元気の源であり、まちづくりを推進していく上でも大きな力となっています。

そんな仲間達と活動を再開できた歓びを感じながら、震災による地域の復旧も含め、鯨ヶ丘地区そして常陸太田に再び元気を取り戻すべく活動を進めていきたいと思います。

県内地方選挙

藤田けんじ Official Site Blog 昨日に続き、今日は茨城県内で行われている市議会選挙の応援に行ってきました。

青年会議所時代に、共に明るい豊かな地域社会の実現を目指し、活動してきた仲間が新人として立候補しており、遊説や街頭演説などで支持をお願いしてきました。

今回は、東日本大震災の影響により、各地で自粛ムードの漂う中、新人候補にとっては厳しい選挙戦となっているようです。

他の地区でも、新人として友人が立候補しており、地域こそ違っても、同じ志のもと、それぞれの地域で、新しい風を吹き込めるよう、健闘されることを願っています。

統一地方選挙

藤田けんじ Official Site Blog 統一地方選挙の後半戦が昨日告示され、東日本大震災の影響で自粛ムードが漂う中、各地で選挙戦がスタートしました。

今日は、都市間交流でも大変お世話になっている港区議会議員候補者の激励にいってきました。

各陣営とも、できるだけ控えめな遊説活動ながら、それぞれの想いを有権者にしっかりと訴えようと頑張っていました。

自分も、白金の商店街や六本木ヒルズ前などで、街頭応援演説の機会を与えていただいたので、候補者への応援は勿論のこと、併せて福島原発の影響による、茨城、そして常陸太田産の農畜産物への風評被害の現実を伝えさえていただき、是非、都会でも安心して消費していただけるようお願いしてきました。

これからも、「今、自分にできること…」を、常に考えながら日々行動していきたいと思います。

復興イベント

藤田けんじ Official Site Blog 福島原発の風評被害を払拭しようと、市役所駐車場で朝市が開催されました。

冒頭、大久保市長より地域農畜産物への安全宣言が行われ、会場には多くの市民が買物に訪れていました。

出店者のひとりは、東京との取り引きが一時中止となってしまい、何とか地元で消費してもらえないかと感じていたので、心底嬉しいと言っていました。
藤田けんじ Official Site Blog まさに、こんな時こそ地産地消の精神で地元から、食の安心・安全を訴えていかなくてはなりません。

常陸太田市のみなさん、そして全国のみなさん、茨城産または常陸太田産の農畜産物は、何ら問題ありませんので、是非お買い求め下さい。よろしくお願いします。
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また、生涯学習センターでは、昼の部、夜の部と2回にわたり、常陸太田大使の竜馬さんによる常陸太田応援ライブが約2時間づつ開催され、多くの市民が竜馬さんのヴァイオリン演奏とトークに元気を与えていただきました。

常陸太田をこよなく愛してくれている、竜馬さんとその仲間の皆さんには、本当に頭の下がる思いです。藤田けんじ Official Site Blog

明日からは瑞竜小学校を皮切りに、竜馬さん率いるハートプロダクションのメンバーが、2年間かけて市内の全小中高校、保育園、幼稚園をまわり、音楽を通して自己表現の大切さを伝えるプロジェクトが、スタートします。

そんなプロとして活躍されている竜馬さんを、私たち市民サイドとしても応援していければと感じています。

常陸太田市災害支援

東日本大震災における被害に際し、常陸太田市では独自の支援策を決定し、お知らせ版の号外(新聞折り込み・市内コンビニ等で配付)や、市ホームページで公表することとなりました。

住宅以外にも同一敷地内の物置等の修繕費、家屋損壊者への住宅家賃助成をはじめ、住宅や福祉、教育、農・商・工業、更には税・水道料金などの各種支援を行っていきますので、是非、ご活用いただければと思います。

詳しくは、お知らせ版,、又は市ホームページ(http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/ )をご参照ください。

復興ライブのご案内

明後日、4月17日(日)常陸太田市生涯学習センターふれあいホールにて、昼の部14:00~、夜の部18:00~の2回にわたり、プロヴァイオリニストの竜馬さんによる、復興ライブイベントが開催されます。

今回は常陸太田をこよなく愛する竜馬さんから、地域の方々に元気と癒しを・・という願いのもと、入場無料で行われますので、是非、お友達お誘い合わせの上、ご来場いただければと思います。

常陸太田市の被害状況と対応

本日、全員協議会が開催され、今回の東日本大震災に伴う、本市の被害状況とその対応について、市執行部より報告がありました。

主な被害状況としては、住家屋関連で4月11日現在、り災証明申請件数が2,936件、そにうち3分の1の調査が終了し、全壊43棟、半壊230棟、一部損壊446棟、合計719棟となっています。今後残る3分の2の調査によっては、棟数も増えるであろうということです。

避難者数も、震災時は最大2,361人が23ヶ所の避難所に、期間も最長で4月1日までの22日間にわたり開設していた避難所があったということです。その後、住居の手配が必要な45世帯のうち、公営住宅に10世帯、民間住宅に35世帯が入居されたということでした。

その他、災害見舞金や支援金、震災に伴う税の減免措置についても、お知らせ版号外で周知し、今後も継続して周知するとともに、災害に係る特例条例なども検討していく旨、説明がされました。

市議会としても、今回の震災を教訓に、今後災害発生時には速やかに災害対策委員会を設置し、市が実施する災害応急対策に積極かつ組織的に協力することを全会一致で決定しました。

市の復興に向けては、専決処分や、補正予算など今後、臨機応変な対応が求められるため、市民の意見にも耳を傾けながら、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。

大槌町レポート

12日午後からは、国道45号線(海岸線)を北上し、大船渡市、釜石市の被災地を通過しながら大槌町へと向いました。

陸前高田市同様、ここからは写真の解説方式で報告します。(以下7枚)

      津波に加え火災により大きな被害を受けた大槌町中心地区。

      まるで爆弾を落とされた戦場のような様相でその光景に愕然・・・

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町長はじめ、多くの職員が犠牲となった大槌町役場。地震直後2階の会議室で町長以下幹部など約60名が対策本部の検討に入ったところ津波に襲われたとのこと
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今回の炊き出しの指定地となった寺野弓道場。
現在も約400名が避難生活をおくっている
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隣接の町営運動公園には、自衛隊が拠点を構え、支援物資の配給や、仮設風呂の提供を行っており、近隣の避難所からも支援バスで多くの方が入浴に訪れていた

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長期にわたる避難生活で子供たちも遊ぶ場所や道具もない中、自衛隊員が子供たちをリヤカーに乗せて楽しませていた微笑ましい光景
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水戸市のホテルステノ遠藤社長率いるボランティアグループ8名と合流し、600人分の肉がたっぷり入ったカレーをつくり、炊きたてのご飯(茨城産コシヒカリ米)に温泉卵をつけ、同避難施設及び近隣の避難所、更には近隣住民や同じようにボランティアで現地に来ていたNPOメンバーなどに提供
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避難生活を送っている方たちは、おにぎりやカップ麺、缶詰や菓子パンなどの食事が多いらしく、できたての温かい食事を大変喜んでいました。「肉がいっぱいで嬉しい・・」とか「できれば焼き肉などが食べたい・・」など本音も洩らしてくれました。
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今回の訪問で、改めて津波の恐ろしさや被災地の悲惨さ、避難所の現状や、復旧へ向けた様々な課題などを目の当たりにし、もはや地方自治体レベルで復興させることは不可能で、国の迅速な対応を切望せざるを得ないと痛感しました。

一方で、全国から多くのボランティアが現地入りして活動している姿には感動し、勇気をいただいた気がします。

実際に長引く避難生活の中、食事もマンネリ化しているのが実状で、今後の支援体制への学びにもなりました。

壊滅的な被害を受けた東北地区の復興を心から願うと共に、我が常陸太田市においても被災地のひとつとして、東北や沿岸地域ほどの被害が無かったことにある意味感謝の念を抱きながら、今後、道路や各施設の復旧、更には市民への各種支援施策など、しっかりと取り組んでいきたいと感じた次第です。

陸前高田市レポート

藤田けんじ Official Site Blog 限られた時間を有効にと、朝4時30分に起床し行動開始。

最初の訪問地である、陸前高田市へと車を走らせた。

一関I.Cから、現地へ向う途中、山地を抜け平地がひらけた途端、目に入った光景に衝撃を受けた。

まだ、海(広田湾)までは5kmもある地点なのにも関わらず、津波の形跡が・・・。
藤田けんじ Official Site Blog 最初は目を疑ったが、車を止めて近づいて見ると、大船渡線の線路も破損し、瓦礫が散乱していた。

この地点でも既にこんな状況ということは、この先どんな光景を目にするのかと思うと正直、恐ろしさを感じた。

その後進行するたびに、やはりその光景はどんどんすごい状況となっていた。

※今回は写真が多いため、ここからは写真の解説方式で報告します。(以下16枚)

     気仙川流域(広田湾から約3km地点)川岸付近の家はほぼ崩壊)

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        国道340号線沿道には、大破した車両が放置されていた

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支援物資を届けたお宅の中野(中央)さんと、大阪のNPO代表間島さん(右)、そして、今回誘っていただいた同行者の西野県議(左)

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中野さんは塗装業を経営し、店舗は今回の津波で流されてしまったが、自宅は高台にあったため助かったということで、地元中学校のPTA役員も務め、知人や従業員など家を失った方など、約30人を自宅で受け入れ集団生活をしている

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ちょうど前日、間島さん達のNPO団体が、ここ竹駒地区の皆さんにとコンテナを改造したお風呂を大阪から運び込み、市内全域がまだ断水状態の為、家の脇を流れる沢から水をくみ上げ明日から地域の方に入浴してもらえるようにと準備を進めていた
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コンテナの内部は檜造りの浴槽に脱衣所まで完備されており、今回、全国美容週間茨城地区から提供いただいた、シャンプーやボディーソープなどが大変喜ばれた
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地元の中野さんの案内で、各施設をまわった。
まず、陸前高田市の災害対策本部のある、給食センター。市の主要施設である市役所や消防、警察、全てが津波で流されたため、この場所に集約し業務を行っている
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陸前高田市の戸羽市長(右)、今年2月6日に初当選したばかり(46才)。人口25,000人のうち、約10分の1にあたる2,400人が死亡・行方不明と岩手県内でも最大の被害を受けた。市議会議員も2名が死亡、市長の奥さん(39才)も4月5日遺体で発見。家も失い息子2人を親戚に預け、連日対策本部に寝泊まりし指揮をとっている
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最大規模の避難所となっている第一中学校。現在も1,500人が避難生活している
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体育館内は約2畳づつにダンボールで仕切られ、多くの世帯が所狭しと生活をおくっている。インフルエンザやノロウイルスなどの感染症も心配されている
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校舎中庭にある、炊き出しスタッフのテント
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校舎1階には日本赤十字社の医療スタッフが部屋を間借りし、診療所として利用
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運動場の一角に建設された仮説住宅。4月9日から被災地初となる入居がスタート。6棟36戸に1,160件の応募があり抽選で36世帯のみ。29㎡のプレハブ、2DKで風呂・トイレ・エアコン付き。入居は原則2年間。
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生徒数298名の第一中学校・佐々木校長。、4月20日の再開に向け準備を進めているが、医療施設と学校は同じ場所では感染症等の恐れから認められないとの国の判断に苦慮している。避難者とは共存の方針とのこと
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廃墟となった駅前の市街地。中野さんの店舗もこの一角にあったとのこと。
予想以上の光景に言葉も失うといった心境に・・・
瓦礫を寄せて物資輸送のための道のみ確保されていた
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鉄筋の建物も内部は全て流され骨組みだけが残っている状況。
奥に見えるのが市役所庁舎。
陸前高田市は平地全てが今回の津波で壊滅状態となってしまったとのこと
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宮城県に一泊

藤田けんじ Official Site Blog初日は、東京で修行中(家業)時代の同僚に宿を手配してもらい、途中の宮城県栗原市に一泊。

全国各地から多くのボランティアや自治体関係の職員が、方々に宿泊しており、宿をとるのも難航したようで、同じ宿泊地には、大阪市道路局の職員が大勢宿泊していました。

ここ、栗原市は揺れは大きかったものの山に囲まれた盆地で、地震による建物の崩壊などはほとんど無かったということです。

東北道築館I.Cから、約10分という土地柄、ここを拠点として連泊し活動している団体が多いようで、市内の宿泊施設はほぼ満員状態のようです。