常陸太田市・鯨ヶ丘にある3件の建物が、建築後50年が経ち国土の歴史的景観に寄与しているとの評価を得、国の有形文化財に登録されました。
登録されたのは内堀町の「駿河屋宮田書店店舗兼主屋」・「駿河屋宮田書店土蔵」と、東一町の「旧稲田家住宅赤煉瓦藏」の3件で、店舗兼主屋は、1810年に建築、2階建ての土蔵は、
赤煉瓦藏は1910年に建てられ、黒漆喰塗りの観音開き扉など高い左官技術がみられるということです。
また、1262年に造立された常陸太田市中染区が所有する「鉄造阿弥陀如来立像」(像高164cm)も、制作年代や制作者が明らかで当時の鋳造技術を知る上で貴重な資料との判断から、国の重要文化財に指定されるなど、市内の仏像や建物が相次いでその価値を認められています。
鯨ヶ丘には、他にも建築後50年が経過している建物も多く存在しているので、今回を機に、引き続き有形文化財として登録数が増え、歴史ある景観をもっと外部に発信できればと願っています。