父との別れ…!


先月85歳を迎えた父が2月10日に他界し、一昨日(14日)の通夜式と、昨日(15日)の葬儀並びに告別式に、多くの皆さんにご会葬賜り、父を見送っていただきました。
改めまして父が生前賜りましたご厚誼に感謝申し上げます。
父は7年半前に重度の脳梗塞を患い一時は生命の危機を感じる程の状況に陥ってしまいましたが、医師による懸命の治療と本人の周りに迷惑をかけたくないという強い気持ちで、厳しいリハビリを乗り越え奇跡の回復を見せ、失語症という後遺症は残ってしまったものの、自宅で生活できるまでの復活を果たし、週3回デイサービスに通うなど元気に生活していました。
2年前には2度目の脳梗塞を発症し入院したものの、1回目同様、持ち前の強い精神力と本人の頑張りで復活し、先々週の水曜日(5日)までは、いつもと変わらぬ生活を送っていましたが、2月6日朝、急に体調不良を訴えた為、病院に連れて行ったところ、3回目の脳梗塞に加え、重篤な肺炎との診断により、救急転送され入院。翌日には自力での呼吸が困難となり人工呼吸器を装着するなど懸命な治療を試みましたが、2月10日午前9時55分・肺炎により息を引き取りました。
父にとっての85年という人生を振りかえってみると、昭和4年創業の藤田理容所の2代目として昭和25年から平成24年に最初の脳梗塞を患うまでの61年間、理容業に従事する傍ら、PTAや交通指導隊、青年会議所、ライオンズクラブなど様々な団体に所属し、多くの仲間の皆さんと夢を語り、大好きなお酒を酌み交わしながら、常に地域への奉仕の気持ちを大切に色々な事業や活動に精力的に関わる姿は、自分にとって人生のお手本でもありました。
また趣味も多彩で、バンドでのドラム演奏をはじめ、剣道や居合道、詩吟に都々逸、同級生の主宰する演劇にまで出演する等、チャレンジ精神旺盛で自分の納得のいくレベルに到達するまで妥協を許さないといった一面もあったように思います。中でも気心知れた仲間との旅行は何よりの楽しみであったと記憶しています。
そのように大勢の仲間に恵まれ、たくさんの思い出と共に、充実した人生であったことと思います。
そして自分も、残された人生を父のようにしっかりと歩み続けていきたいと思います。

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