
山形市で開催された、全国市長会主催による「第88回全国都市問題会議」に出席してきました。

会場となった約2,000人収容の「やまぎん県民ホール」には、全国から首長や議員、職員など、3階席まで埋め尽くされるほど多くの関係者が集い、

地元・山形大学生による「花笠音頭」の歓迎により、2日間にわたる会議がスタートしました。

第1日目は、開校式に続いて、2015年に常陸太田市でもセミナーを開いて頂いた藻谷浩介氏による、「今こそ、地方都市への分散による多極型国土の形成を」を題した基調講演が行われました。
全国の自治体をほぼ全て訪れたという経験からのデータに基づいた藻谷さんらしい切り口で、来場者を上手く巻き込みながら興味深い内容の話を聞かせて頂きました。

続いて主催地である山形市の佐藤孝弘市長による「試論 少子化・人口減少と日本の持続可能性について~最適解としての多極分散型国家~」と題した主報告や、

休憩を挟んで午後からも、宮城大学・宮原郁子名誉教授による「宮城・山形の広域連携による生活交流圏の形成~仙山圏交流」について、都城市・池田宜永市長による「都城市の広域連携について」、

東北芸術工科大学デザイン工学部・馬場正尊教授による「計画から編集へ 山形の多極分散型エリアリノベーション」と題した一般報告が行われました。

初日の会議終了後は、馬場教授から報告のあった山形市と芸工大との連携により誕生した「Q1プロジェクト」でリノベーションされた「やまがたクリエイティブシティセンターQ1(第一小学校旧校舎)」や、

大正ロマンあふれる美しい建造物である山形郷土館文翔館(旧県庁)、

山形らしい町並みと景観を再現すべく、昔ながらの石積水路として復元された親水空間である「御殿堰」、

公民連携により学生たちがストリートマルシェなど歩道活用事業を推進した波及効果で、シネマ通りに本社を構える山形銀行本店が建て替えにあたり、1階部分を半屋外化しハイブリットスペースとして街に開放するなど、小さな民間投資が行政や地域資本の関与へと連鎖的に発展していったという現地を視察してきました。
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