北茨城市大津町に鎮座する「佐波波地祇神社」の春の例大祭である「御船祭」が、昨日の「宵祭り」に続いて、本日「本祭り」が開催されました。
全国にも類例がない「漁船の陸上渡御」という、珍しい祭りのスタイルで、諏訪町から東町までの神船渡御が行われる沿道沿いには桟敷席が数ヶ所設けられるなど、多くの観客が詰めかけていました。
5年に一度の大祭ということで、今回自分も県北市議会議長の一員として招待いただき、大井川知事や県内の首長、県議の皆さんと共に観覧させて頂きました。
重さ7トンもある船上には、神輿をはじめ神職、水主衆、笛や太鼓の獅子方など50人が乗船し、総勢500人もの曳き手が網で曳いて移動するという極めて特徴あるお祭りです。
船底と道路の間には「ソロバン」という、地元漁師の知恵が活かされた木の道具が敷かれ、その上を船が滑走するという驚くべき方法で行われています。
ソロバンを使って数十メートル移動しては、停止し船を左右に人力で揺らし、その間にソロバンを前方に移動させ再び曳き手役が一気に数十メートルを縄で曳くという事が繰り返し行われます。
密集した沿道からは間近にその迫力を体感できるとあって、市内外から多くの観客が訪れ、歓声や拍手をおくりながら勇壮な御船祭を楽しんでいました。
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