市議会・文教民生委員会所管事務調査の一環として、令和元年10月に企業主導型保育事業として市内に設立された「ゆめいろ保育園」を、先週19日に視察訪問してきました。
企業主導型保育事業とは、待機児童の解消・仕事と子育ての両立を目指し、平成28年度より内閣府が主導する制度の下、企業が主体となって運営する保育園で、提携企業に勤める従業員が直接保育園に申し込む従業員枠を優先しながら、地域枠として地域の子どもの受け入れも可能で、住所や勤務先の市町村は問わず入園できる特徴があるとのことです。また企業側は職員の福利厚生となると共に、保護者側は国からの補助金が出るため保育料の負担が軽減され、正社員・パート・短時間勤務でも入園可能と多様な働き方にも対応できるシステムになっているということです。
ゆめいろ保育園では、公立保育園で勤務経験のある石川ひとみ園長先生が、「少人数制で豊かな個性を伸ばす」「衛生管理の行き届いた清潔な園内・市内初、体調不良児型保育を実施」「少ない荷物で、らくらく登園」「身の回りのことを自分で行う力を育てる」「質の高い保育を目指す」との保育内容に沿って、民間ならではの発想で保育事業を展開されており、
設備面においても、調理室を子供たちが窓ガラス越しに見ることが出来ることで食への関心を高めると共に、窓をあければ出来立ての献立が温かいうちにすぐ配膳できるような工夫であったり、引き戸の指挟み防止対策として子どもの手の届く高さまでは扉を閉めてもすき間のできるようなオリジナル扉の採用、2階ベランダを活用したプール遊び、年齢に応じタイプの異なる2種類の園庭を設置するなど、様々なアイデアが取り入れられていました。
市内における保育事業においては、民間企業が占める割合が高まってきており、それぞれに特徴やアイデアを活かしながら子供たちの健やかな成長を育んでいただいています。
ゆめいろ保育園におきましても、引き続き、素晴らしい保育理念や保育方針の下、更なる発展とご活躍を期待しています。
コメントを残す