岩手県視察2日目は、公民連携による取り組みで全国的にも注目されている紫波町を訪問。
地元住民や企業の寄附金で新たに設置されたJR紫波中央駅。その駅前約10.7haの土地を活用しての都市再生整備事業である「オガールプロジェクト」。
今回紫波町と公民連携で中心的な役割を担っている、オガール紫波株式会社の取締役である中村さんから、プロジェクトの概要をはじめ、これまでの実績や効果などについて、パワーポイントの資料をもとに説明をいただきました。
プロジェクトの目的としては、「町民の財産である町有地を安売りしない」というコンセプトのもと、まちづくりは「人」ではなく「不動産」という考え方から、リスクの少ない安定事業として評価される不動産開発を目指し、従来手法とは反対の逆算方式で取り組んだということでありました。
現在の施設は、市の図書館や民間テナントの入っている官民複合施設の「オガールプラザ」。
民間事業者によるバレーボール専用アリーナやビジネスホテル、テナントの入っている「オガールベース」。
民間事業者による熱供給施設・「エネルギーステーション」。
今月オープンしたばかりの「役場庁舎」。
岩手県サッカー協会の運営する人工芝のフットボールセンター。
他にも、市の管理する「P&R駐車場」や、市が土地分譲中の「オガールタウン」など実に景観の美しい、公民連携手法による公共施設整備や経済開発を通じたまちづくりが進められています。
先進事例としての資金調達や民間と行政との適切な役割分担など、公民連携による事業開拓のヒントを得られた視察研修となりました。
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