イノシシ被害

常陸太田市内においても、ここのところイノシシ被害が多発しており、自分の元へも市民の方から相談が寄せられるようになってきています。

昨年の福島第一原発事故の影響で、県内で捕獲されたイノシシから、食肉の暫定基準値を超える放射性物質が検出され、食用としての捕獲自粛が懸念される中、行政としても農作物への被害拡大を防ぐ目的で、11月15日~3月15日までの狩猟期間については、有害鳥獣防止対策として、イノシシの捕獲1頭につき、5~60Kg未満1万円、60Kg以上1万5千円を助成するなど、被害を最小限にとどめる対応をとってきましたが、難を逃れたイノシシが鳥獣保護区に逃げ込むなど、その近隣地域での被害が後を絶たない状況のようであります。

担当課としても、実態の把握と駆除に向けた狩猟申請、及びスムーズに許可を受けるためにも、被害を受けた住民に被害届の提出を促すと同時に、5月後半には、保護区を中心に狩猟の再開を計画しているということです。

また、専門家によると残飯や餌になるようなゴミの始末についても、農家や住民の協力・理解を得ながら、地域ぐるみで被害減少に向けた取り組みを行う必要があるとも言われています。

現在、捕獲を担当する猟友会の会員も高齢化に伴い、会員が減少傾向にあるなど課題もありますが、地域住民は勿論、近隣自治体とも連携の上、効率性を高めて効果ある有害駆除への取り組みに期待するところです。

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