原子力災害広域避難訓練!


令和7年度常陸太田市原子力災害広域避難訓練が実施され、市役所大会議室では朝8時から災害対策本部運営訓練が行われました。

日本原子力発電㈱東海第二発電所において、定格熱出力一定運転中に常用の給水系が停止し、原子炉の水位が低下したことにより、原子炉が自動停止したという事故想定で、警戒事態、施設敷地緊急事態、全面緊急事態、放射性物質放出などの事故事象の推移に合わせて、本部長(市長)を中心に各班長(部長)との情報伝達や指示系統など連絡調整訓練を実施しました。

市の職員からなる本部員の他に、日本原子力発電㈱東海第二発電所や茨城県原子力安全対策課、太田警察署、陸上自衛隊施設学校などの職員にも同席頂くと共に、

テレビ会議を通じて、内閣府(原子力防災担当)や茨城県、茨城県原子力オフサイトセンターなどにも協力を頂きながら、防災無線にて市内全域に屋内退避指示、その後市内3地区の市民へ一時移転広域避難指示を発令し、128名の市民の皆さんに一時集合所や避難所まで、自家用車やバスにて実際に避難して頂く訓練も行いました。

避難退域時検査場所では、茨城県の協力により、人体

及び車両のスクリーニング検査訓練も実施しました。

その後、里美小中学校体育館において、本市の避難先自治体に指定されている福島県棚倉町の職員の方々にも参加して頂き、災害時における避難所運営や

参加住民3地区に分かれて、各自主防災会を中心にテントやダンボールベットなど避難所設営についての訓練が行われました。

今回、多くの関係機関の方々の協力の下、4回目となる原子力災害広域避難訓練を通じて、市職員の原子力災害への幅広い対応能力の向上や、市民の皆さんの放射線から被ばく線量を抑える屋内退避の方法、市の指示によって避難する際の手順や行動などについて理解を頂けたように感じます。
今後も、自主防災会の皆さんや防災に関わるあらゆる機関と連携しながら、継続的に防災訓練を実施し、自助・共助・公助の重要性を市民の皆さんと共有して「安心・安全なまちづくり」を進めてまいりたいと思います。

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