視察2日目は福岡県那珂川市を訪問し、五ケ山ダム周辺整備事業として開発した「五ケ山クロス」について、現地を見学させて頂きながら、都市整備部地域振興課長さん他、観光・まちづくり担当職員の方から説明を頂きました。
「五ケ山クロス」とは、アーバンアウトドアの聖地をコンセプトに、アウトドアメーカー「モンベル」と包括連携協定を結び運営している3つの施設を総称したエリアのことで、福岡都市圏から車で約1時間の距離で、手軽に安心して山や河川といった自然に触れ合うことができる行楽スポットとなっています。
モンベル五ケ山ベースキャンプはモンベルが運営する60区画のキャンプサイトがあり、必要な道具一式などもレンタル可能で、初心者でも気軽にキャンプを楽しめると、土曜日の利用は年間を通してほぼ満室といった状況のようです。
設計段階からモンベルの専門的な知識を活用されたというように、随所に渡りアウトドアの拠点としての機能が充実していました。
約2㎞の距離には「五ケ山クロスベース」という、モンベル直営の物販店舗とカフェが入居している、グッドデザイン賞なども受賞している施設があり、
展望デッキから美しい湖畔や自然豊かな山々の眺望を楽しめると共に、サイクリングの休憩やイベント開催場所として活用されていました。
リバーパークは川辺で水と触れ合えるエリアとなっており、夏場は小さな子どもたちも川の中で水遊びを楽しむ姿が見られるということでした。
また、ダムの湖面を活用したカヤック体験などのアクティビティーや、山間地形を活用したクロストレイルレースなど、常陸太田市と同じような取り組みも実施していることから、今後のアウトドアの聖地としての更なる展開に注目していきたいと思います。
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