常陸太田市議会・産業建設委員会の所管事務調査で佐賀県基山町を訪問し、①エミューの放牧による耕作放棄地の解消について、②基山ダブルジビエ活用プロジェクトについて、視察研修してきました。
基山町役場では、松田町長さん自ら歓迎のご挨拶のみならず、10年前の副町長時代にエミューの飼育に着手した経緯や、羽数の推移、肉の魅力や肉を活用した商品に至るまで、詳しく説明して頂きました。
また、松田副議長さんと大久保厚生産業常任委員長さんのお二人の町議と、担当職員同行のもと、エミューが放牧されている施設を見学させて頂きました。
現在は国内では一番多い約800羽のエミューを飼育しているということで、地面は草の繁茂が防がれ、イノシシ等の忌避効果についても実証実験に取り組まれているとのことで、今後周辺農地への六次産業化につながる農作物の転換に期待が高まっているようであります。
更に、エミューとイノシシを解体するために作られた「ダブルジビエ肉処理施設」も見学させて頂きました。
この施設では指定管理者である民間会社が、年間エミュー約150羽、イノシシ約40頭を処理しているとのことでありました。
町内にはエミュー料理を提供してくれる飲食店も数件あり、自分たちも「一福」さんの、エミューのタタキ、エミューの串揚げ、エミューの炊き込みご飯を食させていただきました。
淡白な肉質でくせも少なく、とても美味しく感じました。
今後の基山町の更なる取組に注目していきたいと思います。
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