NPO法人茨城県日中友好協会主催による「2023年新春交流会」が、水戸駿優教育会館で開催され、常陸太田市議会議長としてご招待いただき出席してきました。
会場には国会・県会の議員の方々や市町村議会議長の他、日中友好協会関連の皆さんが参加される中、主催団体の名誉会長である大井川茨城県知事から挨拶が行われ、第1部がスタートしました。
基調講演では東京農業大学教授、元・農林水産事務次官の末松広行氏による「日本の農林水産物・食品の価値向上と輸出拡大」をテーマに、茨城の農業を発展させるためには、国内市場の縮小と海外市場の拡大など「必ず来る未来があることを認識する」と共に、保存・運搬技術の向上により届けられないと思っていたものが届けられるようになったことなど、「過去の常識で新たな提案を切り捨てない」で、現場においては先進的な事例を学び応用するなど、まねることや独自にすることを実践する大切さについて講話いただきました。
同じく、トゥルーバグループHD社長、ABL協会理事の小野隆一氏による、ABLという企業の保有する売掛金や在庫などの流動性の高い事業収益資産の価値により、その企業の信用リスクを補完して行う貸出、いわゆる土地及び定着物のような不動産ではない「動産」の価値を活用する新たな金融手法について、農林水産物の動産評価の高さと今後の更なる可能性について講話いただきました。
第2部では、拓殖大学客員教授、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏をファシリテーターとして、基調講演の講師2名と、日本農業新聞編集局長の山本史郎氏をパネリストに加え、茨城の農林水産物の中国などへの進出に向けたポイントについてディスカッションが行われました。
終了後は別会場にて、JAグループ茨城の共催による茨城の食を使った料理が提供され、試食すると共に参加者間の交流を深めました。
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