鯨ヶ丘商店会主催の視察で、以前に鯨ヶ丘で講話をいただいた、リノベーションの仕掛け人・ビルオフィスの塩田さんが手掛ける宇都宮もみじ通りを初めて訪れました。
空き家となった物件を、元々の形は残しつつもお洒落な空間へとリノベーションすることで、シャッター通りと化した街に息が吹きかえっているようでした。
アパートであった物件にパン屋さんがオープンし瞬く間に人気店となったり、イートインもできる素敵なドーナツ専門店には、近隣は勿論遠方からも連日お客さんが足を運ぶなど、他にも総菜屋さんやカフェなど17店舗がオープンするまでに至り、今ではメディアや口コミで話題の広がる通りとなっています。
価値観に共感しあえる個人が好きなように住み、働く。つまりは生活をする、その場所の価値をデザインし仕掛けていくことが自らの仕事と言う塩田さん。
もみじ通りの今後の展開がとても気になります。
次に訪れたのは、黒磯中央商店街。別名「SHOZOストリート」とも言われ、10年前にも訪れたことのあるお洒落なエリアです。
この商店街も空き店舗が多くなっていたところ、1988 CAFE SHOZO オープンを皮切りに、近隣にSHOZOグループのインテリア雑貨店やアパレル店、バーなどが古い建物を活かした形で建ち並び、県外からもお客さんが足を運ぶ人気のスポットとなっています。
ストリートは10年前と比べて更に進化し、比較的大型のマルシェ兼レストランや、
こだわりのビーガンカフェなど、ストリートのイメージにあった素敵なお店が増えていました。
それぞれの店舗のコンセプトやクオリティの高さ、センスの良さには驚かされるばかりでした。
今回の2箇所の視察地で共通していることは、元々街にあった建物を壊すことなく上手く活かしているところ。
古い物件でも今の時代に合ったお洒落な活かし方で新たな息吹が吹き込まれ、店が、そして街が生まれ変われる可能性があることを学ばせてもっらた視察でありました。
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