橋脚に新たなひび割れが発見され、昨年10月17日から通行止めとなっていた国道349号幸久橋の調査結果が、茨城県常陸太田工事事務所道路管理課より正式に発表されました。
今回新たに上記図P14橋脚に発生したひび割れは、昭和10年の架設時には下記写真の赤破線まであったとされる河床が、現在3m位洗掘され不安定な状態となっていることや、基礎地盤も弱く地震等による強い力が掛かったことが原因と考えられ、シュミレーション(模擬実験)をしたところ、強い地震(震度5強以上)が発生した場合、橋脚の傾斜、沈下や破壊、さらに橋桁のずれが生じ、通過車両に大きな危険を及ぼす結果になったということです。
県としては、老朽化した幸久橋を安全に通行できる状態にすることは技術的に難しく、通行の再開は困難であると判断。
今後の対応としては、市街地内の国道349号バイパスの必要性や、常陸太田市からの要望も踏まえ、幸久大橋の4車線化に向けた検討を進めていくということです。
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