大変お世話になった方のお通夜が執り行われ、参列してきました。
故人の人望に加え、当家と会社による合同葬ということもあり、会場となった斎場には大勢の弔問者が訪れていました。
当家と我が家では、菩提寺が一緒という関係でもありますが、今日の通夜式での導師の説教で、心に響く話がありました。
それは、『あるがままに受け入れなさい…!』という、四苦八苦の四苦にあたる『生・老・病・死』の内容で、苦とは、「苦しみ」のことではなく「思うようにならない」ことを意味するものであり、この世に存在する形ある全てのものは、いつの日か必ず形なくなるといった終わりを迎えるのもので、愛する人と別離しなければならない「愛別離苦」、怨み憎んでいる人に会わなければならない「怨憎会苦」、求める物を得ることができない「求不得苦」、人間の肉体と精神が思うようにならない「五蘊盛苦」の4つの苦を加えた八苦の教えにあるように、人の死ということについても、思うようにならないものであるため、あるがままに受け入れる気持ちが大切であるというものでした。
故人のご冥福を心からお祈りしながら、自分自身、素直にその話に耳を傾け、納得した想いです。
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