常陸太田市が新たに導入した、ガンマ線スペクトル測定器とその検査の様子を視察してきました。
市では8月から、この測定器を使って、ぶどう・梨・柿に加えて、稲穂などの市内農産物の独自検査を行い、結果全ての農産物において放射性物質(放射性ヨウ素・放射性セシウム)は、検出されていないと発表しています。
今日も、明日実施予定の茨城県による米の予備調査に先立ち、稲穂の検査を行なっている最中でありました。
今後は、定期的に市内農産物や土壌等を測定し公表していくということで、市民に安心感を与える意味でも、その役割に期待が高まります。
但し、市民の方からは、「公表の際に不検出の場合、検出限界値も併記してもらいたい」との声もあり、その旨担当部署に伝えると共に、できる限り情報を公開していただけるよう、要望してきました。
測定器と検査の様子は
⇒ http://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/bousai.php?code=1560
<参考>「検出限界値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。放射能の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界地は変動します。
たとえば、「○月○日△△浄水場、不検出(検出限界値6)」とあるのは、○月○日△△浄水場の検体において、検出できる最小値が6Bq/kg であり、この水の放射性物質濃度は「6Bq/kg未満である」ことを意味します。この際、表記上では「不検出」となります。
コメントを残す