常陸太田市では迎え火の日(8月13日)に、墓に青竹を立て、杉葉を挿して「目はじき」という灯ろうをつり下げて、先祖を迎えるという風習があります。これは、戻ってくるご先祖様の目安の灯りといわれています。
今年は、先の東日本大震災により、家屋以外に市内の多くの墓地でも、竿
石や墓誌、灯籠などが倒壊するなどの被害を受け、盆を迎えた現在でも、修繕が間に合わず、そのままの状態となっているところも目立ち、目はじきも思いの他、少なく感じました。
自分も改めて、先祖に今回の震災を報告するとともに、二度とこのような惨事が起こらないように、見守ってもらえるようお祈りしてきました。
来年のお盆には、この地域の独特の風習である「目はじき」の光景が例年のように戻ることを願っています。
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