空き店舗対策事業の先進地のひとつである、「地域と共に生き、働き、暮らす」商店街として、利用者であるお客様からの要望の高い業種、業態を誘致し、空き店舗の減少に成功している、「岩村田本町商店街」を視察してきました。
この地域は古くは、中山道の宿場町・岩村田藩の城下町として栄え、明治以降も五大稲荷のひとつ「鼻顔稲荷
しかし、近年は上信越自動車道佐久ICが北2㎞の距離に設置、長野新幹線佐久平駅も約1㎞の距離に開業し、その周辺に大型商業施設が開店するなどの影響で、買物客が激変し、空き店舗が増えてしまった背景があるとのことです。
そのような経緯のもと、平成8年に振
興組合を設立、その後、商店街直営として、地域交流拠点「おいでなん処」、手づくり惣菜の店「本町おかず市場」(H15年)、学習塾「岩村田寺子屋塾」(H21年)、子育て支援施設「子育てお助け村」(H22年)の他に、チャレンジショップ「本町手仕事村」(H16年)を開設し、これまで4つの店が独立にまで至っているそうであります。
更には地元高校生によるチャレンジショップも開設するなど、次々に仕掛けを行い、空き店舗の有効活用に成果を上げています。
全長200mに商店数40店と、常陸太田市・鯨ヶ丘商店街とも規模やまちづくりコンセプトの考え方が非常に近いものがあるため、今回はアポなしの個人的な視察でしたが、是非機会をつくって商店街のメンバーと、改めて視察に伺いたいと感じたところであります。
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