水戸在住の知人から、お世話になった太田市内の人を探してほしいとの話があり、詳しく聞いてみると、地震直後、実家(常陸太田市薬谷)に避難しようとしたところ、車が立体駐車場のため出せない事から、小学1年生の子供と本人(母親)の二人で、約30kmの距離を歩いて行こうと決心し、移動中3分の2を過ぎた地点(那珂市額田)で、たまたま車で通りがかりの家族が声をかけてくれて、実家まで送っていってくれたということでありました。
別れ際に、名前を聞いても「心配しないで大丈夫だよ!」と、教えてもらえなかったらしく、数少ない手がかりから、心当たりを調べたところ、なんと近所の“ソースカツ丼で有名な老舗の若旦那さんファミリー”と判り、早速、その知人にも報告するとともに、若旦那さんにも親子が本当に感謝している旨、伝えさせていただきました。
20kmもの距離を歩いてきたこと事態もすごい事ですが、このご時世、なかなか見知らぬ人に声をかける勇気も持てない中、とても感動的な事柄であると感じました。
最近CMでも、“こころはだれにも見えないけれど、こころづかいは見える” “思いは見えないけれど、思いやりはだれにでも見える” “その気持ちをカタチに” と放送されていますが、まさにその通りだと思います。
困っている時は “お互いさま!” そんな地域、そして日本になっていってほしいと願っています。
地元では、災害ボランティアの登録が日に日に増え、200名近い人達が、屋内、屋外の後片付けや見守り活動など生活全般のお手伝いに従事しています。
また、常陸太田市や鯨ヶ丘倶楽部とも交流のある、港区・白金志田町倶楽部からも、支援協力に向けて準備を進めているとの連絡が入り、本当に多くの方の支えや思いやりに感激している今日この頃です。
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